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イタリア研修〜農業は人生の学校だ テヌータ カンタガッロ社でのお話〜
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    今回のイタリアツアーで訪問したワイナリーのお話をQ&A形式で書いていきます。
    通訳は、ujinoさん(´ー`) 私の言葉と、生産者さんの言葉が入り混じってますが、基本的には生産者さんの言葉です。




    ◆テヌータ カンタガッロ社はどこにあるの?



    トスカーナ州 標高700mのモンタルバーノ山とアルノ川の流域の2つの間に 2つのワイナリーを持ちます。 1つはキアンティ モンタルバーノ、もう1つはカルミニャーノ。 それぞれもちろんタイプも違います。




    ◆気候は日本に比べてどう?

    日本より湿気は少なく暑いかなと思いましたが、 この5月12日から5月18日までは、少し雨が降り、 朝、夜は肌寒い気温が続きました。

    確かに私ミコも6枚着込んだ日もありました。 ワインの生産者さんも、 2週間ほどの天候は少しおかしい、 つい2〜3週間前は30度を超える夏日だったのに、、、 と、お話されてました。





    ◆テヌータ カンタガッロ社が手がけるキアンティモンタルバーノって?
    カンタガッロという土地にあるキアンティ DOCGの中でも、それもまた細分化され7つの地区があると言われてますが、その中のモンタルバーノ地区で造られたキアンティを指します。


    ◆もう1つの地区、カルミニャーノって?
    このカルミニャーノという土地ですが、 サンジョベーゼにカベルネソーヴィニョン を混醸して作られる 小さな小さなDOCGエリア。 生産者も12社ほどだとか。



    ◆なぜ、この地にカベルネソーヴィニョン がもたらされたの?
    トスカーナにおいて重要なメディチ家が大きく関係します。 メディチ家とは、 ルネサンス期のイタリア フィレンツェにおいて銀行家、政治家として フィレンツェの実質的に支配者として君臨し、 後にトスカーナ大公国の君主となった一族です。

    ウィキペディアより そんなメディチ家のカテリーナ デ メディチさんが フランスのアンリ2世に嫁いだ事により、 このトスカーナ(カルミニャーノ)の土地にカベルネ種の葡萄が もたらされました。


    ここからは、生産者さんの言葉です。
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    ◆テヌータ カンタガッロ社はどんなワイナリー?





    1つの畑から1つの葡萄品種とワインを作り、 生産本数を絞りワインのクオリティをあげて、ワイン造りに生かしています。

    ◆畑はどんな感じ?


    今はほとんどオーガニック。
    オリーブオイルのを作る際の、オリーブの絞りカスなどを肥料にしたり 今後の世代にも継続可能な畑、そしてワイン造りを目指しています。



    ◆畑や葡萄へのこだわりは?

    木と木の間は、大体1.5mから2m。 ワインの葉が日光をたくさん受けることによって、熟成度合いを上げている。 6月にはヴェンデンミア ヴェルデと呼ばれる、葡萄が緑色の状態の内に 摘み取りを行う事で良いものを残し、葡萄の生育を促し品質を上げています。





    ◆ヴェンデンミア ヴェルデはどうするの?
    オレッキオと呼ばれる葡萄の蕾の小さい方を取ります。




    これがあると、大きい房の生育の邪魔をしてしまいます。 もちろんマニュアルなどありませんので、慣れた方や外部からお手伝いの方に 来ていただいたりします。

    ◆畑の仕事は手作業?

    基本的に手作業です。 ヴェンデンミア ヴェルデも人の手のみです。 畑での、良い葡萄を選ぶ選果などは、もちろん人間が目で見て判断しなくちゃダメ!


    別の作業で機械を使う事もありますが、 それは葡萄の選果などではなく、土地がどれくらい水を含んでいるかなど、 数値で判断するものはセンサーや機械に頼ります。
    そうする事で、葡萄に対してちゃんとした環境を整えてあげる事ができるんです。
    ◆カンタガッロとカルミニャーノの大きな違いは?


    土地です。 カンタガッロは、砂岩です。砂が固まって出来た土壌ですが、夏に雨は 降らないと細かくなりすぎます。少し雨が欲しい土壌です。 よく言われるのは水はけが良いということです。 それが味わいへどういう影響を与えるかと言いますと、 ワインがエレガントで繊細になります。 その反面土壌へしっかり気を使ってあげないといけませんし、 少しの水のコントロールなど人間の手が必要。


    一方、カルミニャーノは粘土を含んだ石や岩。 水分を多く含むことから、葡萄へ水分を与える事が比較的容易です。 雨が降った場合など、葡萄へ水分が与えられすぎるために、 その場合は収量を減らして葡萄の質を高め、ワインの品質を高めなくてはなりません。
    海が近いことから、潮風を運んできたり、 風通しも良く、カビや虫にも比較的強く、昼夜の寒暖差もうまれます。 出来上がりとしては、香り高いワインが仕上ります。

    ◆日当たりはどうですか?

    葡萄が成熟するために太陽の光は重要です。 畑の向きは、恵まれています。太陽が真上に来ますと、 影が葡萄の木の真下に出来ます。


    朝は全体的に涼しく、 太陽が頭の真上にあれば暖かい、沈むと暑いと感じる一日における気温差が 葡萄に良い影響を与えます。
    ただ、夕方の暑い日差しは葡萄においては、 暑すぎますので、太陽が沈む方角側の葡萄の葉は残し、 しっかり日よけにしてあげます。 ただ残し過ぎると、風が通らなくなりカビや病害が発生してしまうので、 慣れた方の仕事です。

    ◆テヌータ カンタガッロ社にとって、とても重要で、でもとても難しい事とは?

    年、季節に応じて毎年変わる事に最良の方法を選ぶ事。 それは、決して機械では判断出来ないことです。



    例えば、ヴェンデンミア ヴェルデ。 葉をとりすぎてしまうと、日光が当たり過ぎるために糖分をあげる働きが弱まります。そうなると、皮の厚みも変わり、皮の厚みが変わると 今度はどれくらい寝かせられるかに影響がある。 など、畑での仕事がワインに全て影響します。

    ◆今、現状畑の葡萄は順調ですか?

    はい、今現状順調です。 農業は、人生の学校です。 今は、順調でも収穫直前に雨は降ると、 それまでがゼロになってしまう。 残念ながら、天候は人間が左右出来ない。



    天候、土地、そこに刈り込みや水、葡萄の収量はどうしようなど その年に合わせて、人間の手が加わる事で更に良い葡萄ができる。 それが最終的にワイナリーの中での仕事(選果、圧搾、発酵、熟成、ボトリングなど)に繋がります。



    ◆ワイン造りにおいて畑での仕事は重要ですか?


    もちろん。だから、まずは畑を見て、醸造所を見てワイナリー我々の思いを知ってもらってから、試飲して欲しいんです。



    と、語りながら、 次は醸造所へ。




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