無料ブログ作成サービス JUGEM

メールフォーム※混乱を避けるため、ご予約は電話にてお願い致します。

Powered by NINJA TOOLS
旅の通訳のウジノさん
0
    そして、最後になりましたが 今回のツアーでの通訳のujinoさんありがとうございました。


    これだけの専門用語をこれほどまでに分かりやすく、凄いスピードで通訳されるのはイタリア語がほとんど話せない私からすると尊敬します。イタリア語だけでなく、ワイン用語とワインを作るという事、イタリア料理とは、イタリア文化とは、イタリアの芸術とは、それらの知識に長けている通訳さんだなと感じます。





    それに1番大事なイタリアの方が安心してリラックスして お話している通訳さんの1人です。

    あとは、参加していただいたお客様達。




    ブラヴーラのツアーにご参加いただいた皆様は 自らイタリアという文化を理解しようとして


    イタリアにいるからにはイタリアの文化に順応したい。という思いの方ばかりなので、本当にありがたいです。


    『ミコちゃん、日本でもそうだけど、 1人一皿は頼まないとお店に失礼ですよね?』とか、


    『多いって聞いてたから、朝ごはん控えたけど、ちょっと多かったー、 でも残したくないな。』とか、



    『美術館はカメラダメかな?フラッシュ無しならココはいけるんやー』とか


    アグリでのベッドメイキングの話とか、 日本と違うシャワーのお湯の量とか。


    イタリアという国を理解して旅を楽しんでいただき嬉しく思います。

    人への気配り、心配りはどの国に居ても同じだと思いますので、 本当に思いやりのあるお客様に恵まれているなと感じます。


    とはいえ、私自身がイタリアに住んでいる、住んでいたとかではないので、 イタリアの人から聞くお話や、イタリアに住んでいる方のお話を参考に するしかないんですが、


    日本人って思ってる以上に何かいい奴らだなって付き合いが国と国で出来た方が楽しいかなと思います。


    来年、イタリアに行ける日が楽しみです。



    | La vineria BRAVURA | viaggii (ツアー) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    イタリア研修〜この場所がキアンティクラッシコが生まれた土地だから。ロッカ ディ モンテグロッシ社〜
    0
      さて、最後の訪問ワイナリー。 5社目は、とろっとろのヴィンサントも手がけるキアンティクラッシコの造り手 ロッカ ディ モンテグロッシ社。
      まずは、畑を見ましょう。

      この地は、長い長い歴史を持ちます。





      ◆何故ですか? それは、この場所がキアンティ クラッシコが生まれた土地だからです。 キアンティクラッシコの呼称が生まれた時に携わった直系のご子息にあたるのが、 現当主マルコ リカーゾリなんです。


      そういった決まりが生まれたのには理由がありますが、 この土地が世界の中でも指折り数えるほどに良質なワイン造りに 適した場所だったんです。





      ◆ワイン造りにおいて大事な要素は?
      3つあります。 標高、気候、地質です。 昼の暑さと夜の涼しさ、風がよく吹くなど。 風がないとカビ、虫がつきやすい(一社目の訪問ワイナリーでも同じことを言っていましたね)


      土壌は、粘土質で砂岩混じりです。 大事な要素が3つ揃い、適度な酸とボディのあるワインができます。 それでいて色んな料理とも合わせることが出来ます。


      100ha中20haが葡萄畑。 13.5haがサンジョベーゼです。 3haでコロリーノ、カナイオーロ、プニテッロです。 残りのおおよそ3haでメルローなどの国際品種を栽培しています。
      ◆あまり聞き慣れないプニテッロって?



      あまり栽培されない葡萄品種です。 小さな実で栽培しても収量も多くはなく、 ただ葡萄の品質はいいので、モンテグロッシ社は栽培しています。

      ◆キアンティ クラッシコについて聞かせてください シエナとフィレンツェの間の限られた産地。 キアンティは、トスカーナのほぼ全体ですが、キアンティクラッシコは 小さなエリアです。 キアンティ クラッシコを探す時は、雄鶏のマーク ガッロネーロをまずは探してくださいね。


      ◆モンテグロッシ社ではどんなワインを作っていますか? キアンティ クラッシコ グランセレッツィオーネ 遅摘みにして熟成度を増したもの ロザート ヴィンサント を作っています。


      ◆葡萄の樹齢は? 35年から古くて50年の木です。 畑での選果、カンティーナでの選果をかなり注意深く行っています。




      そういえば樹齢とは関係ありませんが サンマルチェリーノというワインがありますが、 小さな教会がこの敷地内にありその名がサンマルチェリーノです。

      このエリアに土地自体にもサンマルツェリーノと名前がありました。 修復中のため今は、中には入れませんがまた次回いらした時に 見てくださいね。

      ◆畑でのこだわりは? 木と木の間の草がそのままです。 土地に対して栄養を与えるために。 土地へのリスペクトの想いを込めてビオの栽培方法です。 除草剤、殺虫剤、化学的なものは使用しておらず、自然に対して極力ダメージを与えないようにしています。 収穫では木と木の間に入って手作業です。 もちろんしっかり選果もします。 摘み取った葡萄は、大きな箱ではなく小さな箱へ。 大きな箱だと上に乗った葡萄の重さで下の葡萄が潰れてしまいます。



      ◆ワイナリーの中での作業は、どのような感じですか? 発酵と熟成の2つの部屋があります。 見学用と仕事用などと、分けていないのでありのまま、働いている場所をお見せします。

      まず、葡萄が摘み取られてから、発酵はセメントタンクで行います。 その後、木でできた大樽で1年寝かせたり。
      サンマルチェリーノとジェレミーノは大樽での発酵で、その後に別の部屋で熟成させます。 発酵時に果皮を果汁に漬け込むマセラシオンを行いますが、 果皮は軽いので上へ浮き上がりますのでポンプで混ぜ合わせます。 上に2つついているプロペラを回転させてスキンコンタクトを行います。 トロンココニコという樽です。



      ◆ロゼワインも作られてますが、どんな製法ですか? 皮に色や味わいの成分がついていますので、 つけ込まなければ、白ワインみたいです。 マセラシオンは行いますが、 30分間だけですぐに果皮は取り除きます。 ステンレスのタンクにモストを入れて、低い温度でコントロール。 4ヶ月期間を置き、澱や酵母を入れます。

      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ロゼワインのお話を終え、熟成庫へ移動。 225リットルのバリック トノー、全てフランス産のオーク樽です。 1年から10年使用して、中を綺麗に洗浄しその後はインテリアに。 貯蔵庫自体が、ひんやりしていて湿気もある。 すごく大事なコンディションです。 湿度がないと縮んで割れてしまうので、この湿度は非常に良い。 ワインが蒸発するにもす防ぐことにもなりますし、空気も入りません。
      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ボトリングのお話へ


      ボトル、箱詰め、エチケット、そして世界へ! 60%から70%輸出向けです。 主にアメリカ、カナダ、その他イギリス、韓国、ルクセンブルクなどへも輸出。 南アフリカ、台湾、シンガポールもまだです。 ほかの国でも私たちワインを探してください。
      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

      あのヴィンサントの製造過程 トルキオでものすごい力で搾ります。 ◆この網は一体なんですか?



      網の部屋は、私達が作り上げたものです。 通常棚で乾かすが、下の部分がどうなっているか見えにくいので、 私達が編み出した方法です。 葡萄をこの網1つ1つに吊り下げます。 稼働式で動かすことで間に入り、葡萄一粒一粒がどのような 状態か確認することが出来ます。

      ◆いつ頃から吊るすんですか? 9月に収穫してから吊るします。 吊るされた状態でクリスマス頃まで。 その間にボトリティスシネレアが確認できるようになります。水分を抜く事で味わいろ甘みが更に与えられるトルキオで力がいるのは 水分がほぼない葡萄から搾るからです。 ◆樽はどんな素材ですか? オーク、さくら、くわの3つの材質を使って樽を組み上げます。 木の色味が違いますので、見て確認できます。




      ◆ヴィンサントを作るときのこだわりは? 7から8年熟成させます。 その後、瓶でも2年。 違う年の葡萄を混ぜることは絶対にありません。 樽は満タンにせずに少し空気の入るスペースを残します。 3年はそのまま触りませんが、 目減りした分は、同じ年のヴィンサントを樽1つ分をすべての 分けて注ぎ入れる。


      そして、出来上がったトロトロのヴィンサントは 開けてから数ヶ月楽しめます。 モンテグロッシ社のヴィンサントは、 ブラヴーラでは定番とも言えるヴィンサントです。 良ければ、飲みにいらしてくださいね。
      | La vineria BRAVURA | viaggii (ツアー) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      イタリア研修〜色が薄い秘密はね・・・リエチネ社
      0
        訪問ワイナリー4社目。 ブラヴーラでもよく登場するリエチネ社。

        車が入れない山道を



        ひたすら歩くと、リエチネ社に到着。 見渡す限り葡萄畑と青い空。




        まだ、樹齢の若い葡萄や、それなりに年齢を重ねた葡萄でしょうか。


        この日は唯一雨が降らない日でした。 山道を登りきると、お水を入れて迎えてくれました。この日はタイトなスケジュールでしたので、早速カンティーナを見せてくれました。 変わらずQ&A系形式でいきます。


        ◆初リリースはいつですか?
        カンティーナの目の前の畑と、右の畑が古い畑です。

        1973年初リリースです。 22ha所有してますが、 全てがガイオーレ イン キアンティのエリア内にある畑です。 樹齢も45年程のものです。 7つの違った葡萄畑を持ちます。標高は350mから360m。


        ◆畑はどんな感じですか? サンジョベーゼを主に栽培しています。 ワインも100%サンジョベーゼにこだわっています。 それは、この土地の昔からあるレシピ。 その考えを私達は受け継いでいます。





        ビオロジックの承認をもらっています。 殺虫剤もボルドー液のみ、量は最小に。 1haあたりおおよそ30キンタル。 収量を抑えることで、葡萄の品質を保ち、 それによってワインの品質も上がります。

        畑でも、醸造でも科学的なものは使用しない。 マロラクティック発酵が終わってから 少しだけ亜硫酸を加えます。 と、ここでワンちゃんが登場。 名前は、トロスキだそうです。 これは、日本語でトロ好きということなのか否か。


        ーーーーーーーーーーーーー カンティーナへ。

        ◆この絵は?

        トスカーナのアーティストさんが手がけました。 醸造の過程をみていくと、ここはワインが生まれるところ。 それを赤ワインと白ワインの葡萄が出会って、愛が生まれるというストーリーで 表現しました。
        ◆ワインはどのように作られていますか

        22haある畑の葡萄は、全て手摘みなんですが、 まずは畑での選果に、次はカンティーナに持ち込んで テーブルに並べて更に選果します。 その後は、ストレスかけずに果汁にして、 酵母は添加せず、元々の葡萄の酵母で発酵が始まります。 7日〜10日の発酵。 果汁に果皮を漬け込むマセラシオンを長くしないことが特徴。 色が薄いのもそのことからです。


        500リットルの樽 トノーですが、それぞれに名前がついていますが、 それぞれの畑の名前です。 畑ごとに発酵、熟成をしてから最後に混ぜ合わせるスタイルです。



        ◆あの卵の形をしたのはなんですか?
        セメントのタンクです。 リエチネ ディ リエチネで初の試みです。 2015年に始めに導入し、 3つを更に2018年に購入。計4個あります。 トスカーナで樽以外で熟成させることは、かなり珍しいんです。 ピエモンテは多いんですが。 卵型の効果は、 色や味わいのエレガントさを保つ効果があります。 リエチネ社のワインの色がこすぎないのは、 セメントタンクが色素を吸収するからでもあるんですよ。




        と、話して試飲を開始しました。 どれも日本に入ってますので、どうぞブラヴーラでお楽しみくださいね(^-^)






        リエチネ ロザートは数量限定です。

        http://www.tokuoka.co.jp/item/country/IT/PR/28406
        | La vineria BRAVURA | viaggii (ツアー) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        イタリア研修〜世界に通用するワインを作っていると自負するピアッジャ社〜
        0
          ワイナリー訪問3社目 ピアッジャ社。

          ◆ピアッジャ社について教えてください〜 カルミニャーノの地で特別大きなアグリトゥーリズモやカンティーナはないんですが、ワインが生まれる場所です。 お父さんが趣味として始めたのが、実はきっかけです。3haの土地1970年代に購入。 昔は小さな場所でした。 元々は別の仕事で繊維工業、洋服づくりをしていました。 その時に、私達家族の為に作っていたワインをボトリングして、販売しました。


          ◆初リリースはいつですか?

          1991年が初リリースです。 1994年、1997年とトレビッキエーリ取得しました。 95〜96年、エノロゴにアルベルトさんを迎え醸造技術が上がりました。


          利益がようやく出ましたので、 その利益で3haのイルサッソの畑を購入しました。 カルミニャーノの中でもとてもいい畑ポッジョ デ コッリを購入しました。



          ◆どんなワインを作っていますか?
          私達のワイナリーは10万本を生産しますが、ほぼ赤です。 生産量も決して多くありません。 お父さんは必ず現場に出ている家族経営の小さなワイナリーです。 大きな事を言うようにも思いますが世界に通用するワインを作っていると自負しています。

          ◆たくさんの樽がある部屋ですね?
          バリッカイア

          熟成させるための小さな樽がたくさんおいてある部屋です。 taransaudというメーカーの樽を使ってますが、クオリティの高いワインを作るのことと、私達の葡萄の品質に適しています。


          ◆どのくらいの期間、熟成を行うかはどの様に決めるんですか?

          ワインにどういった特性をもたせたいかによって変えています。

          1番とっつきやすいワインは3ヶ月の熟成ですし、


          カルミニャーノ、イルサッソに関しては、1年間熟成させます。
          樽は一度使ったものを使用します。


          カルミニャーノリゼルヴァ10%新樽
          2年熟成


          カベルネ フランも10%新樽 1年熟成です。



          ---------------
          ステンレスタンクのある場所へ移動

          ---------------- ステンレスタンクはアルコール発酵用で温度管理もしっかりされています。 ボトリング2、3週間前に2〜3種をブレンドします。

          そんな私達のワインですが、
          日本でお見かけしましたらぜひともお飲みくださいね^ - ^ 最後は皆で集合写真。 パシャり。




          そんなに口数多くありませんでしたが、
          素晴らしいクオリティのワインを作っておられる事は周知の事実です。
          | La vineria BRAVURA | viaggii (ツアー) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          イタリア研修〜804年から?!テヌータ ディ カペッツァーナ社〜
          0
            ワイナリー研修ツアー2社目。 テヌータ ディ カペッツァーナ社 ここからまたQ&A形式でいきますね

            ◆テヌータ ディ カペッツァーナ社って?


            この日は、お天気が悪く畑は見ることが出来ませんでしたが、 近くまでは見ることが出来ました。
            イタリアで古くからあるワイナリーの1つ。 この土地では804年にはすでにワインを作っていたという証明書もあります。 と、お話をするのはベアトリーチェさん。



            ◆テヌータ ディ カペッツァーナ社はどんな方々でされてますか?
            1920年からひいおばあちゃん、ひいおじいちゃんの代からワイナリーがあります。全体としては、650ha。 その内90haが葡萄畑、140haがオリーブ畑です。
            ※その他の土地は何をしてるのか聞くのをすっかり忘れてました。



            実は元々美術品のコレクターなんです。 コレクションした美術品をウフィツィ美術館へ寄付してるんですよ。
            なので、コレクション コンティニ ボナコッシLa collezione Contini Bunoacossiがあります。
            もちろん、こちらカンティーナには美術品以外にも、1925年のワインなど、 ワインのコレクションもあります。
            その後、ひいおじいさんの代からおじいさん、お父さんと代替わりして今のこの家族に受け継がれて来ました。 もうじき代替わりなんですけどね。


            このヴィンサンタイアというワインショップも5代目の若い世代の方々がオープンしたんです。


            ◆赤ワインがポピュラーな産地ですが、白ワインは作ってますか?


            はい、トレッビアーノ種を作っています。 全体の10%以下の量です。 2016年からは証明書が付きますが、2015年は証明書はありませんが、収穫量も低く、素晴らしい出来です。



            ◆ワイン造り以外に何かしてますか?
            はい。35年前にお家を貸す事になってから、お料理の学校を始めました。 私の母がリーダーとして、料理長と一緒に。 単なる学校ではなくて、トスカーナで生活する事、生活の中で生かされる事、 料理を食べて何を飲むのか、人生を教えています。



            ◆建物の前にあるあの銅像は?


            ルネッサンス時代から有名なワイン産地です。 建物自体が1600年代に建てられたルネッサンス様式。 F1で有名なモンツァの王宮から、お爺さん達が運んできました。





            ◆カルミニャーノの歴史は?

            カルミニャーノは、メディチ家の夏の間の療養地でした。 フィレンツェからも近く、当時は馬車でも容易にこの地に来ることが出来ました。


            1200年から1300年、当時もこの地では良質なワインが生産されていました。 1716年有名なワインの名があげられるずっとずっと前からです。 後ほど、その記録は別のお部屋で見ていただきますね。

            ーーーーーーーーーーーーーーー さて車で畑を見に行きましょう。 ーーーーーーーーーーーーーーー


            ◆この土地の特徴は?
            このワイナリーから、晴れている日はフィレンツェのドゥオモやジョットの鐘楼が見えます。 標高は、200mから250mくらいのそんなに高くありません。 このあたりの気候の特徴としましては、 モンタルバーノ山とアペニン山脈が非常に重要となります。


            モンタルバーノ山によって、海からの暖かい風がシャットダウンされ、 アペニン山脈から涼しい風が吹きます。それによって、昼夜の寒暖差もうまれ、 夏の日差し、昼の暖かさ、夜の涼しさと、偉大なわいんが生まれやすい環境を 作り上げてくれます。
            ーーーーーーーーー カンティーナへ移動。
            ーーーーーーーーー
            こちらが先程お話した書類、いわゆる記録書です。 原産地呼称制度DOCGが制定されるより以前の804年と、最古だと思います。 と語り始めました。
            国立文書館 Archivio di Stato で発見されました。 その時には、この地ではオリーブオイル、ワインが生産されていたとの情報です。 このバンドという書類は キアンティ、ポミーノ、カルミニャーノ、ヴァルダルノが コジモ デ メディチ制定したとされる素晴らしいワインを生み出すとされる4箇所です。
            もちろん、今でもDOCG、DOCとして存在するワイン。
            そして、そんな歴史あるこの地で作られるワインは、 このバンドを誇りに思って、 この中から名前をつけました。




            城壁をさすバルコ レアーレ、 もう1つは私達のスーパー トスカーナにつけました。
            ーーーーーーーーーーーーーー ワイナリーのアーカイブ、歴史を語る場所へ。
            ーーーーーーーーーーーーーー この場所は、1400年代からある場所です。 古いワインで1925、1931、1937・・・他にもたくさん。 昔はこの場所は貯蔵庫でした。
            今から見てもらうのは、新しい建物です。 新しいといっても、1700年代の建物ですけどね。
            ◆ワインのお話を少し聞かせてください。
            ここは熟成庫。 バルコ レアーレは、若い弟的な存在で、23hlの樽で熟成させています。


            Sと表記してあるのは、中はクリーンな状態にしたということ。 こちらにあるガラスのものは中をチェックするのに使うんです。

            トレフィアーノは、2種類の樽を使います。 バリックと350hlのトノー。 どちらもフランス産のオーク樽です。
            カルミニャーノは、サンジョベーゼとカベルネの唯一のブレンドの DOCG。最低10%、最高でも20%までのブレンドが可能です。
            ですので、カルミニャーノにおいてはサンジョベーゼ100%はありえないです。 この歴史は、カテリーナ デ メディチがフランスの王家と結婚したことによって、 この地にカベルソーヴィニョン が植えられた事がキッカケです。


            ーーーーーーーーーーーーーー と、お話しながら オリーブオイルを作るフラントイオ搾油所へ移動する。

            ーーーーーーーーーーーーーー
            ◆オリーブオイルへの想いは?



            140haのオリーブ畑からオリーブが作られ、そのオリーブから オリーブオイルが作られます。 オリーブオイルの搾油所は一部の生産者さんしか持っていないので、




            共有の搾油所を使う生産者さんもおられる中で、 私達は搾油所フラントイオを持つことが出来て、幸福に思います。
            生産しているのはモライオーロ、フラントイオ、レッチーノ、ペンドリーノの4種を栽培しています。



            ここで、あの皆様ご存知に緑の香りが特徴的なオリーブオイルが生まれています。
            ブラヴーラでも、か・な・り人気です。
            その後は、お待ちかねのお料理とワインの時間でした。 玉ねぎと松の実のクロスティーニ。
            なすのクロスティーニ。



            そしてひよこ豆のクロスティーニ。
            見た目は、全く派手ではありませんが、 コレが美味しい。
            これだけで充分美味しいのがイタリア料理。
            白と茶色の美学だと思います。
            そして、煮込みのソースのパスタ。

            そして、チーズ。
            そして、プラート産のカントゥッチ。
            どれも美味しい。

            派手じゃなくて、地味で良くて、
            インスタ映えなんてしなくていい。
            こんなお料理が大好きです。


            最後になりましたが、このテヌータ ディ カペッツァーナ社が手がけるヴィンサントは私にとっての偉大なヴィンサントの1つです。


            | La vineria BRAVURA | viaggii (ツアー) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            イタリア研修 〜 カンティーナは清潔で働く場所でなければならない。テヌータ カンタガッロ 社
            0
              カンティーナ(ワインの醸造所) は美しいものであってはならない。
              え?どういうこと? 衛生じゃダメなの?
              かと、思いきや、
              『清潔で、働く場所でなければならない。』




              と、彼は付け加えました。 それはどういうことかと言いますと、
              『大理石も、クリスタルもいらない。きらびやかである必要はない。』
              地に足がついた表現だなと思いました。



              さて、そんなカンティーナ内。 まずはステンレスタンクがたくさんある部屋へ。
              Q&A形式で続けますね。
              ◆ステンレスタンクがたくさんありますが、 違いはありますか?




              はい、あります。 色々な形のタンクがありますが、 お爺さんの代の古い形には、メリットもあればデメリットもあるんです。
              本来、絞った葡萄果汁に果皮を漬け込んで果皮からの成分を得ます。
              その工程の時に果皮は浮き上がり、 タンクの上の方で蓋の様になります。(いわゆる果帽=カペッロ)。
              その時に縦に長いタンクだと、果帽が凄く分厚くなりルモンタージュがあっても中々成分が抽出されにくかったりもします。
              今は低めのタンクで 果帽を薄く出来、これによってきっちりと成分が果汁に抽出されます。
              ステンレスタンクの利点は、全体が見えることです。
              -------------------------------

              そして、熟成庫へ。
              ◆色々な大きさの樽がありますが、 樽はどの様に使い分けてますか?



              ワインの特質によって使い分けています。 小さな樽は、樽の木に触れる接地面が広いので、樽からのタンニンをしっかり抽出したいワインの時に使用します。

              一方、大きな樽はキアンティなど繊細なワインを穏やかに熟成させる時に使用します。
              ワインの樽の大きさ、材質ももちろん大切でパズルの様なもの。それぞれのピースを組み合わせます。樽の産地や材質、焼き付け、樽材の樹齢などを吟味し、より良いものを作ります。

              テヌータ カンタガッロ社では、ミディアムトーストが理想です。 このワイナリーの葡萄にしっくりきます。 7つの畑がありますので、それぞれ全体のバランスを整えて熟成させることで、独自性が出ると思います。

              -------------------------------
              その後は、貯蔵庫へ。 樽で寝かせていたワインを瓶詰めして、 瓶詰めした状態で静置させます。

              ◆ボトルで大体どれくらい落ち着かせてますか?それは何故ですか?


              必ず4カ月以上(樽熟成と同じ期間ボトルで寝かせる)は寝かせてます。 ボトル詰めした時のストレスを解放させてあげる為です。
              ◆ラベルなどがついてませんが、なぜつけないんですか?
              貼っておくと、出荷時に作業が進むのは分かってますが、99.5パーセントが輸出で成り立っている私達にとっては、出荷時にカビや液ダレなどを目視で出荷時に確認できる事が、安全性、信頼性を更に高めることになっています。



              ですので、オーダーをいただいて出荷先が決まった時にラベルやキャップシールはつける様にしています。

              ◆いつも、畑を見学してから、カンティーナ内を見学して、試飲の流れですか?
              はい。 まずは、全体を見ていただくことで、 試飲した時の このタンニンはどこから? 味わいや旨みは?日当たりが良かったり、海が近いからかーとか、 何故バランスがいいのか? しっかりボトルで1年寝かせてるからなんだなーとか、


              裏側を理解してから味わってもらう事を大切にしています。
              ◆貯蔵後の湿度や温度はコントロールしてますか?
              いえ、この時期は必要ありません。が、もう少し暑くなってきますと、 コルクは湿度がないとカピカピになりますし、
              樽のある熟成庫は、木樽の木材が割れてしまったり、隙間が開いたりしてしまいますので、水を撒いたりしてしっかり湿度管理します。

              ◆他にも大切な事は? 今までは、未来のお話をしましたが、 我々のカンティーナには、今までに作ってきた様々な年のワインを置いている部屋があります。



              これは、自分達のワインが長期熟成できる事を見ていただくためです。
              ------------------------------- と、その部屋に私達を案内してくれました。 そこには彼らの歴史がありました。
              そんなこんなでカンティーナ見学を終え、 テヌータ カンタガッロのアグリトゥーリズモに戻り、近くのオステリア カンタガッロで地元の食材を使ったお料理と彼らのワインに舌鼓。



              初日は、

              パッパ アル ポモドーロに

              自家製のオリーブオイルをかけます。


              ラビオリの大きいものに


              お肉のソース、


              そして

              ウサギのポルケッタ。
              デザートはついつい別腹。

              チョコレートのケーキ。
              2日目はカルミニャーノのワイン達と


              リボリータに、

              パッパルデッレ、





              そしてキアーナ牛のビステッカ。


              美味しいお肉でした。




              付け合わせのポテト。





              やっぱり、ホテルでの宿泊ももちろん良いんですが、アグリトゥーリズモのお食事と雰囲気が毎回とても楽しみです。
              あの、パッパ アル ポモドーロもリボリータもまた食べたいです。
              | La vineria BRAVURA | viaggii (ツアー) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              イタリア研修〜農業は人生の学校だ テヌータ カンタガッロ社でのお話〜
              0
                今回のイタリアツアーで訪問したワイナリーのお話をQ&A形式で書いていきます。
                通訳は、ujinoさん(´ー`) 私の言葉と、生産者さんの言葉が入り混じってますが、基本的には生産者さんの言葉です。




                ◆テヌータ カンタガッロ社はどこにあるの?



                トスカーナ州 標高700mのモンタルバーノ山とアルノ川の流域の2つの間に 2つのワイナリーを持ちます。 1つはキアンティ モンタルバーノ、もう1つはカルミニャーノ。 それぞれもちろんタイプも違います。




                ◆気候は日本に比べてどう?

                日本より湿気は少なく暑いかなと思いましたが、 この5月12日から5月18日までは、少し雨が降り、 朝、夜は肌寒い気温が続きました。

                確かに私ミコも6枚着込んだ日もありました。 ワインの生産者さんも、 2週間ほどの天候は少しおかしい、 つい2〜3週間前は30度を超える夏日だったのに、、、 と、お話されてました。





                ◆テヌータ カンタガッロ社が手がけるキアンティモンタルバーノって?
                カンタガッロという土地にあるキアンティ DOCGの中でも、それもまた細分化され7つの地区があると言われてますが、その中のモンタルバーノ地区で造られたキアンティを指します。


                ◆もう1つの地区、カルミニャーノって?
                このカルミニャーノという土地ですが、 サンジョベーゼにカベルネソーヴィニョン を混醸して作られる 小さな小さなDOCGエリア。 生産者も12社ほどだとか。



                ◆なぜ、この地にカベルネソーヴィニョン がもたらされたの?
                トスカーナにおいて重要なメディチ家が大きく関係します。 メディチ家とは、 ルネサンス期のイタリア フィレンツェにおいて銀行家、政治家として フィレンツェの実質的に支配者として君臨し、 後にトスカーナ大公国の君主となった一族です。

                ウィキペディアより そんなメディチ家のカテリーナ デ メディチさんが フランスのアンリ2世に嫁いだ事により、 このトスカーナ(カルミニャーノ)の土地にカベルネ種の葡萄が もたらされました。


                ここからは、生産者さんの言葉です。
                ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
                ◆テヌータ カンタガッロ社はどんなワイナリー?





                1つの畑から1つの葡萄品種とワインを作り、 生産本数を絞りワインのクオリティをあげて、ワイン造りに生かしています。

                ◆畑はどんな感じ?


                今はほとんどオーガニック。
                オリーブオイルのを作る際の、オリーブの絞りカスなどを肥料にしたり 今後の世代にも継続可能な畑、そしてワイン造りを目指しています。



                ◆畑や葡萄へのこだわりは?

                木と木の間は、大体1.5mから2m。 ワインの葉が日光をたくさん受けることによって、熟成度合いを上げている。 6月にはヴェンデンミア ヴェルデと呼ばれる、葡萄が緑色の状態の内に 摘み取りを行う事で良いものを残し、葡萄の生育を促し品質を上げています。





                ◆ヴェンデンミア ヴェルデはどうするの?
                オレッキオと呼ばれる葡萄の蕾の小さい方を取ります。




                これがあると、大きい房の生育の邪魔をしてしまいます。 もちろんマニュアルなどありませんので、慣れた方や外部からお手伝いの方に 来ていただいたりします。

                ◆畑の仕事は手作業?

                基本的に手作業です。 ヴェンデンミア ヴェルデも人の手のみです。 畑での、良い葡萄を選ぶ選果などは、もちろん人間が目で見て判断しなくちゃダメ!


                別の作業で機械を使う事もありますが、 それは葡萄の選果などではなく、土地がどれくらい水を含んでいるかなど、 数値で判断するものはセンサーや機械に頼ります。
                そうする事で、葡萄に対してちゃんとした環境を整えてあげる事ができるんです。
                ◆カンタガッロとカルミニャーノの大きな違いは?


                土地です。 カンタガッロは、砂岩です。砂が固まって出来た土壌ですが、夏に雨は 降らないと細かくなりすぎます。少し雨が欲しい土壌です。 よく言われるのは水はけが良いということです。 それが味わいへどういう影響を与えるかと言いますと、 ワインがエレガントで繊細になります。 その反面土壌へしっかり気を使ってあげないといけませんし、 少しの水のコントロールなど人間の手が必要。


                一方、カルミニャーノは粘土を含んだ石や岩。 水分を多く含むことから、葡萄へ水分を与える事が比較的容易です。 雨が降った場合など、葡萄へ水分が与えられすぎるために、 その場合は収量を減らして葡萄の質を高め、ワインの品質を高めなくてはなりません。
                海が近いことから、潮風を運んできたり、 風通しも良く、カビや虫にも比較的強く、昼夜の寒暖差もうまれます。 出来上がりとしては、香り高いワインが仕上ります。

                ◆日当たりはどうですか?

                葡萄が成熟するために太陽の光は重要です。 畑の向きは、恵まれています。太陽が真上に来ますと、 影が葡萄の木の真下に出来ます。


                朝は全体的に涼しく、 太陽が頭の真上にあれば暖かい、沈むと暑いと感じる一日における気温差が 葡萄に良い影響を与えます。
                ただ、夕方の暑い日差しは葡萄においては、 暑すぎますので、太陽が沈む方角側の葡萄の葉は残し、 しっかり日よけにしてあげます。 ただ残し過ぎると、風が通らなくなりカビや病害が発生してしまうので、 慣れた方の仕事です。

                ◆テヌータ カンタガッロ社にとって、とても重要で、でもとても難しい事とは?

                年、季節に応じて毎年変わる事に最良の方法を選ぶ事。 それは、決して機械では判断出来ないことです。



                例えば、ヴェンデンミア ヴェルデ。 葉をとりすぎてしまうと、日光が当たり過ぎるために糖分をあげる働きが弱まります。そうなると、皮の厚みも変わり、皮の厚みが変わると 今度はどれくらい寝かせられるかに影響がある。 など、畑での仕事がワインに全て影響します。

                ◆今、現状畑の葡萄は順調ですか?

                はい、今現状順調です。 農業は、人生の学校です。 今は、順調でも収穫直前に雨は降ると、 それまでがゼロになってしまう。 残念ながら、天候は人間が左右出来ない。



                天候、土地、そこに刈り込みや水、葡萄の収量はどうしようなど その年に合わせて、人間の手が加わる事で更に良い葡萄ができる。 それが最終的にワイナリーの中での仕事(選果、圧搾、発酵、熟成、ボトリングなど)に繋がります。



                ◆ワイン造りにおいて畑での仕事は重要ですか?


                もちろん。だから、まずは畑を見て、醸造所を見てワイナリー我々の思いを知ってもらってから、試飲して欲しいんです。



                と、語りながら、 次は醸造所へ。




                | La vineria BRAVURA | viaggii (ツアー) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                イタリアで訪問したワイナリー 4
                0
                  さて、遊んでただけではない言い訳の
                  最後の訪問は

                  同じプーリア州 メンヒル社へ伺いました。


                  でも、実はここでは畑も醸造所も訪問出来ておりません。



                  メンヒル社に併設されているレストランオリーガノでのお食事の様子をアップします。




                  この地は、ギリシャからの影響を受けている場所です。



                  1つ目のワインはこちらです。


                  ヴェルデカは辛味を与え、 マルヴァジア は華やかさ、 シャルドネはエレガントさと柔らかさをプラスします。
                  ノヴェメンティは9個の頭を意味しているそうです。 2016 ステンレスタンク内で発酵、熟成。

                  一緒に頂いたお料理はこちら。

                  ブッラータ (ストラッチャテッラやモッツァレラの細かくしたも のも入ってます)とトマトと一緒にいただきました。 野菜とオリーヴの入ったパン 。





                  残ったパンを水に浸して作られる。 cialledha サレントの伝統料理です。 そして、100年の歴史のあるリエビトを使用したパン。




                  次は、タコの踊り焼き


                  クレマ ディ パターテもそえて。 その後は、ロザート。

                  1945年にプーリア州でロゼワインは始まりました。 ネグロアマーロの果皮を8から10時間漬け込むので、 フレッシュさとしっかり感じるタンニンが特徴的なワインに仕上がってます。



                  こちらのロゼには、 唐辛子、 ルッコラのペースト、そしてイワシをアクセントにした一皿と一緒にいただきました。

                  次はネグロアマーロのワインをティスティング。



                  香りは黒系、赤系フルーツ、 若々しいタンニン。



                  ネグロアマーロを使ったリゾット。
                  桃をあしらい、ストラッチャテッラがとろりとかかってます。 メインディッシュと楽しんだワインは、
                  海抜29mに畑が位置するこちらのワイン。






                  バッカラとペペローネ クリーム クリスマスにも塩つけバッカラの戻したものが食べられます。

                  そして、デザートには ミルクとアーモンドのエスプーマ エスプレッソとミルクのゼリー カカオ チョコレートのパウダー




                  どれも美味しくいただきました。
                  ごちそう様でした。
                  | La vineria BRAVURA | viaggii (ツアー) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  イタリアで訪問したワイナリー 3
                  0
                    もう、そろそろ遊んでただけではないなと思って頂けたかなと、思っております。


                    3軒目に訪問したワイナリーは、 同じプーリア州内にある 葡萄品種ススマニエッロでスパークリングワインや、 ロゼワインを造るテヌーテ ルビーノ社。

                    まずは、畑を見せて頂きました。 広く、平らで、暑い。 そんな三拍子揃いました。 楽しい。
                    この畑に植えられている葡萄ですが、ご存知でしょうか? ススマニエッロという葡萄品種。 このワイナリーでも11haしか無いと、言っておられました。 プリミティーヴォ、ネグロアマーロに次ぐプーリア州の黒葡萄です。 ススマニエッロは最初はたくさん収穫出来ますが、年を追うごとに収穫量が減るため、一昔前までの量産を求められた時代には、端っこへ追いやられて見てももらえなくなっていた葡萄をこのテヌーテ ルビーノ社は、しっかり復活させたのでした。日本ではほとんど見ることもありませんでしたが、最近では このテヌーテ ルビーノ社のススマニエッロで作られたワインが、 日本で少しだけ飲むことが出来ました。


                    背丈くらいの高さですね。こんなお花も所々で見られたり、 機械が入れる平地です。 全体的に、茶色い畑の土でした。 この土はこの地の特徴と言っておりました。 砂質ですって。 砂のイメージ変わりましたよ、私。 雑草は、悪いことをしないからそのままです。
                    茶色い。 サクサク歩いてると、 うん?これなんだ?

                    雨が1ヶ月降っていないらしく、砂より細かい泥が こうなったわけですね。 風が強く、水を吸収しやすい土壌なので、一カ月雨が降らなくても大丈夫みたいです。

                    お!ススマニエッロ。 実がたくさんですね。 樹齢は15年から20年。 比較対象で、アリアニコはこう。

                    ススマニエッロ。
                    違いはわかりますか? 畑見学は、終わり。もっと見たいな。 次は、カンティーナへ。

                    来ました。 綺麗で大きい。 エントランスでは、アンナさんがお出迎え。 気さくで親切、同い年でした。 ワインも飾ってましたので、見てましたら、 コレコレ。


                    実はココに来る前に、 オストゥーニのエノテカでここだけにしかないオストゥーニ産のワインはありますか?と聞いたら、偶然にもテヌーテ ルビーノ社のDOC オストゥーニを勧められたです。私。 今からココに行くんだと、そのエノテカの店主に伝えて、違うワインを買ってそこは出たんですが、ちょっと楽しみにしてました。 葡萄品種が聞いた事の葡萄。 左から Lamiro 葡萄はビアンコ ディ アレッサーノ 真ん中は、Mimante 葡萄はミヌートロ そして、右はLamo 葡萄はオッタヴィアネッロ。
                    どうやら、このエリアで数少ない土着品種だそう。 私はottavianello持って帰ってきました^ - ^ オストゥーニ DOCって面白いですね? エントランスはこんな感じ。




                    プーリアのヴェルメンティーノ。

                    ヴェルメンティーノがプーリアで昔から栽培されていたなんて、勉強不足です。
                    ロビーではエスプレッソを頂き、中へ。

                    中は、テヌーテ ルビーノ社の歴史を語る 展示スペースがありました。 綺麗なスペースでした。 まずは、街の説明。 テヌーテ ルビーノ社はブリンディシに根付いた会社で、 紀元前800年がブリンディシの歴史。とても伝統的な街。 ローマ人が紀元前220年に作り上げたこの街。 ありました、ススマニエッロのロザート。
                    これも買ってきちゃった笑 ワインの保管スペースへ行くと、凄くひんやり。
                    これが、自然の涼しさだって言うので、驚きました。
                    こんなに大掛かりで、整理されてるのを見るのは久しぶりです。 樽の貯蔵庫へ。 これこれ、この樽の名前がややこしい。

                    tronco conicoトロンコ コニコ。 直訳すると円錐なんですが、、、 一言で説明が終わらないのもイタリア語ですね。

                    こちらは小樽でした。


                    アレアティコのデザートワインや、
                    ヴェルメンティーノの2008年など、

                    気になるワインはたくさん。
                    その後は、眼前にはブリンディシの海が広がる
                    テヌーテ ルビーノ社直営の、 ヌーメロプリモへ。

                    そこに歩いて行くまでに、アンナさんは ブリンディシについてお話してくれました。 東の港や東洋への門と呼ばれること、
                    アッピア街道を開いて、ブリンティジからローマまで続く。この柱がその目印であること。 港に来る人にとっては最初の、 港から出る人には最後の柱になるので、 こんにちわ と さようならの柱なんて呼ばれてるなんてエピソードも。 ブリンディシの語源は、
                    ブルンディシウム 鹿の角を意味 ブリンディシの港の形が鹿の角の形に似てるや、 テヌーテ ルビーノ社の化石のロゴのお話も。
                    1988年にアンフォラの古いものが発見され、その蓋にこのデザインが書かれていたんだけどね、なんて。 しっかりセッティングして私達を迎えてくれました。

                    まずは、乾杯はススマニエッロのロザートスプマンテから。
                    この色は、自然な色だと話す。 このグラスがとってもスパークリングワインを美味しく楽しめました。 前菜から始まり、、、

                    これはクスクス ディ フリーゼ。 クスクスというからには、クスクスが入っているのかとおもいきや、 入ってません。 フリーゼを水につけて、ポロポロにする。 そこへ、トマト、アンチョビ、ケイパー、オリーブ、お塩、ペストで完成。


                    自家製のタラッリ。

                    そして、クロスティーニより大きいクロストーネ。
                    ストラッチャテッラ、アンチョビ、花ズッキーニ。 これ、すごく好きでした。 次はなにかな〜と思っていたら、 もう一種類、クロストーネ来ました!(◎_◎)
                    生ハム、リコッタチーズ、マッシュルーム、バルサミコ。 美味しいんで、 お酒が進みます。 次は、何かなーーー。。。
                    生ハム、サラミの盛り合わせ!(◎_◎) 次は、何かなーーーー。。。 チーズ盛り合わせ!これは、不覚にも写真、撮れてません_| ̄|○ そんなお料理と共に


                    もちろんテヌーテ ルビーノ社のワインを楽しみながら リラックスして楽しい時間を過ごしました^ - ^

                    | La vineria BRAVURA | viaggii (ツアー) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    イタリアで訪問したワイナリー.2
                    0
                      さて、まだまだ遊んでたと思われていると思いますので、、、
                      2軒目のワイナリー訪問ブログです。 先日のブログでは、カンパーニア州のワイナリーでしたが、
                      次は場所は、イタリアの地図 ブーツのかかとの州 プーリア州へ移動です。



                      しかも、皆様よくご存知のとんがり屋根のトゥルッロ





                      のある アルベロベッロ内にあるワイナリーでした。 プーリア州バーリ県アルベロベッロ 訪問前は、未知のワイナリー。 訪問してからも未知のワイナリー。 実際にワイナリーからとんがり屋根は見えました。


                      到着すると、 ソムリエのトンマーゾさんと、エノロゴ クラウディオさんが説明してくれました。
                      こちらのワイナリーは、建物は古いですが機械はすごく新しいんです、と 語り始めてくれました。



                      『このエリアで栽培されている葡萄は、 60%が黒ぶどう、あとは白葡萄。 さぁ、中に入ってください。』
                      ふと、足元に目をやると、通天閣や東京タワーにあるような床下が見える




                      コレがありました。

                      『床下7mの空間がそこにはあり、 30000Lの桶があります。
                      昔はワインをそこで作っていたが、今はワインを作ることはせず、 スプマンテを寝かせる場所として使用しています。』
                      ちなみに、アルベアでは 12の農場から葡萄を購入しているそうです。

                      『その12の農場は我々にとって、大切な大切なパートナーです。
                      この近所の畑では、トゥルッリの石の中(石と石の間など)に 葡萄が根を張りますので、
                      他の地で作られるプリミティーヴォとは少し違う味わいに仕上がります。
                      石は温度が低いということも影響します。
                      実際に味わってみて頂きますと、 ミネラルと酸味も感じて頂けるでしょう?』
                      と、お話してくれました。





                      彼は、カンティーナに併設されている展示室をあるきながら、まだ続けます。

                      『昔、プリミティーヴォは北イタリアで作られるワインに甘みと果実味を補う為に、 使われていただけでした。
                      その頃はもちろん瓶詰めもされず、市場に出回ることもありませんでした。

                      これは、設立当初の樽


                      プリミティーヴォの可能性、
                      ポテンシャルを更に引き出して 今ではこうして100%プリミティーヴォで素晴らしいワインも作られ、
                      瓶詰めして販売しております。

                      と、プーリアとプーリア以外の州の古いヴィンテージのワインを並べている所を歩きながら、話す。


                      ちなみにプリミティーヴォは
                      葡萄の中では1番最初に熟すので、
                      イタリア語でプリモは1番や最初という意味で、
                      そこから名前がつけられました。 違う生産者さんは、1番最初に収穫されるので、、、と言ったりもします。』
                      ここまで話終えた時点で、さぁテイスティングしましょう!と、 ティスティングに

                      樽のズラッと並ぶ部屋で。


                      このアルベア社、13種類のワインを作っております。
                      スパークリングワインは2種類。 1つはシャルマ、
                      もう1つはメトドクラッシコ。


                      シャルマ方式のワインは、ルッフィアーノRuffianoという名前。 2015年。葡萄はフィアーノ100% 。
                      2気圧程のいわゆるフリッツァンテ。 3年から4年で、飲み頃を迎える。
                      花のような感じも感じる反面、焼けたパンの様な香りも感じるでしょう?
                      実は、6ヶ月澱と寝かせるので、
                      メトドクラッシコの様な味わいを感じるんですよ。
                      ちなみに、クラッシコは24ヶ月から36ヶ月 澱と共に。
                      葡萄品種は、 ミヌートロ、ヴェルデーカ、ビアンコ デ アッレサーノ、マレスコの4種類。
                      聞いた事のない葡萄もありますね。
                      とてもフレッシュで、
                      生き生きとした酸味もあり、複雑さや、優しいニュアンスもある。
                      日本食なら、お寿司や刺身とぜひと彼はいう。
                      ワイン名は、
                      飲みやすいワインという意味。 確かに飲みやすい。 食事の前に、楽しくくいっと飲んで、
                      アペリティーヴォにも 持ってこいのワイン!




                      次は、LUI と言うワインを試飲。
                      葡萄はネーロ ディ トロイア。 何故、ワイン名がLUIなのかを聞いてみると、
                      ワインに名前を付けずに何者なのかを
                      明らかにしたくなかったからです。 と答えてくれた彼。
                      このワインは60年以上の樹齢の葡萄から作られる7000本のみ。
                      良年のみ作られる。
                      試飲させていただいたワインは2013年、すでに4年寝ているが、
                      もちろん今飲んでも美味しいし、
                      まだまだ寝かせてもいいと、彼はいう。

                      香りは、スミレや甘草など、典型的なこの葡萄の香りがします。
                      葡萄自身の香り、
                      発酵由来の香り、
                      熟成由来の香り。

                      赤い果実、さくらんぼ、ぺぺローネ、ポモドーロ、まだ青いフルーツ、
                      セルバチコ、 木の香り、ネーロ ディ トロイアは
                      タンニンをしっかり感じる葡萄品種。
                      このワインは、とてもエレガントで、タンニンも程よく柔かい。
                      もう少し、寝かしておこうと思う。





                      次は、solというワイン。 このラベルはなんだ?sole? うん、音楽とも言っていた。
                      ここら辺、なんか曖昧。 1700年にプリミティーヴォはこの地に来たと言われております。
                      香りはさくらんぼなどの赤い果実、赤ピーマンも感じます。
                      このプリミティーヴォが作られる畑の歴史は100年を超えます。 樹齢も古いものも多いです。
                      ふくよかでタンニンもしっかり感じ、 甘さも凝縮感も飲んで分かるでしょう?
                      爆発的な香りの強さがこのエリアの特徴、 とてもフレッシュなフルーツ、赤い果実、
                      さくらんぼ、15ヶ月バリックで熟成させているので、 バリック由来の香りはもちろん感じます。
                      生き生きとしたタンニンも感じ、
                      収斂性もある、奥行きもあり、
                      縦にも横にも広がるワイン。 antipastoから、食後にも楽しんで頂ける1本です。



                      と、話足りないくらいに話してくれたお二人に感謝です。
                      | La vineria BRAVURA | viaggii (ツアー) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |